神戸税関が22日に発表した3月の貿易統計速報では、神戸港を通じた輸入額が2658億円と前年同月比で0.6%増加した。3月としては過去最高を更新し、2月に続いて2カ月連続で月間の過去最高を記録した。前年同月に加えて約15%の円安・ドル高が進んだ影響を受けた。品目別では「無機化合物」「金属鉱およびくず」などの原料製品の輸入が増えた。

 月間の平均為替レートは1ドル=119円86銭だった。前年同月の102円30銭から17円56銭の円安になったのが、輸入額を押し上げた。品目別では「無機化合物」が前年同月比2.1倍の126億円と大幅に増加。数量ベースでも同36%増加した。報道などによると、米国からの太陽電池用ケイ素や、バッテリー電極用の硫酸コバルトなどレアアースが無機化合物の輸入額を押し上げたという。

 一方、輸出額は6.9%増の5185億円と、2カ月ぶりに前年同月を上回った。米国向けに建設用・鉱山用機械、電池などが伸びた。

 この結果、神戸港では引き続き輸出超過の状態が続いた。輸出超過額は2527億円と、前年同月比で15%増えた。神戸港での輸出入総額は7844億円と4.7%増えた。